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楽天トラベルトップ > FINDING JAPAN & ME ココロが動く、を探しに行こう > #19 スキーの魅力を再発見!歴史と想いが積もった、雪の王国へ

FINDING JAPAN & ME  ココロが動く、を探しに行こう

息を呑むほどの絶景。その中を突き抜ける爽快感は、言葉には表せない。
オリンピックの舞台にもなった、雄大な自然と良質な雪に恵まれた白馬八方尾根。
日本を代表する山岳リゾートとなったその背景には、人々のスキーへの愛情と誇りの歴史がありました。
白馬のスキー伝来から100周年の今季、温泉やグルメも含め、ウィンタースポーツの魅力を再発見する旅へ。

photo by Takaaki Koshiba , realization & text by Kurumi Furusawa

#19 見渡す限りの銀世界で、スキーの魅力を再発見!雪と、歴史と、人々の想いが積もった“白馬八方尾根”へ

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1,998年の長野冬季オリンピック会場になった白馬八方尾根。山頂1,830メートルの空気は澄み渡り、そこからは、八ヶ岳連峰などをぐるりと見渡せる360度の大パノラマが広がっています。白馬でスキーが発祥して100年目の今季、雄大な山と、その歴史を巡る旅へ。

さっそくパウダースノーでのスキーを満喫!白馬八方尾根スキー場は、初心者でも滑りながら山の景色を楽しめる「パノラマゲレンデ」や、こぶ斜面がならぶ「兎平黒菱第三エリア」という上級者コースを含め、13のコースがある大規模なスキー場です。

ひと滑りした後はゴンドラ「アダム」の山頂駅に位置する「ウサギ平テラス」のベーカリーカフェで休憩。黒毛和牛100パーセントのバーガーや、焼きたて創作パン(180円)を楽しめます。うさぎの形をしたかわいらしいパンを発見!ふわふわしたパンの中にはカスタードクリームが入っています。

テラスでの絶景を見ながらのコーヒータイムも八方尾根の魅力の一つ。

両手にのらない程BIGなサンドイッチ!

スキーを満喫したら、ゲレンデから車でおよそ5分の「白馬八方温泉 第二の湯」へ。大人500円、小学生250円というとてもお手頃なお値段で入浴できます。

建物とヒノキづくりの浴槽が六角形で特徴があります。窓から柔らかい日差しが差し込み、幻想的な雰囲気です。

八方温泉の泉質は美肌効果の高いアルカリ性で、「八方美人の湯」と呼ばれています。無色透明なお湯で、お肌をすべすべにします。

温泉を出て向かったのは「温泉ラーメン八方美人」。このお店は、「白馬八方温泉水」を使って練り上げたこだわりの麺を提供します。

私がいただいたのは、人気メニュー「温泉煮たまご麺」(780円)。アルカリ性の温泉水で茹でた麺はつるつるした食感で、のど越しが良く、温泉水で煮たゆで卵も、あっさりしていて美味。

すっかりお腹も満たされた後、私達はスキー場の麓にある、「白馬山とスキーの総合資料館」を訪れました。資料館に入ると、コピーが印象的な一枚のポスターが目に付きました。

今から約100年前、冬山登山者を案内するために、スキーが普及し始めました。当時使われていた木で出来たスキー板は、今と全く違うので、驚きました。

1952年に白馬村リフト第一号として建てられた木柱リフトについての説明を受けました。

今回資料館を案内して下さった館長の丸山さん。白馬の雄大で美しい自然と、そこで満喫できるスキーの文化を、次の世代に受け継いで行きたいと熱く語ってくれました。

夕食に立ち寄ったのは、ゲレンデから車で約5分のイングリッシュパブ「The Pub」。メルヘンなヨーロッパの家を思わせる外観に惹かれ、中へ。

店内は、まるで外国に来たような雰囲気。お客さんはもちろん、働いている店員さんも外国人が多く、毎週土曜日にはここでDJイベントが開かれるそう。2階にはビリヤードスペースも。

バーカウンターのメニューもすべて英語。お勧めは生ギネスビール(850円)とフィッシュ&チップス(700円)。食事をして美味しくお酒も飲み、一日目の夜を楽しく過ごすことができました。

翌朝は少し早起きしてスキー場の周りを散策。朝日がとてもまぶしく、雪道が清々しく光ります。

近くの細野諏訪神社に樹齢1,000年の杉があると耳にし、さっそく向かいました。神社を案内して下さった丸山さんです。

およそ高さ45メートル、幹周り14メートルもあるこの大杉は、てっぺんが見えないほど高く空に向かってまっすぐと伸びています。昭和4年の嵐でほかの杉は倒れてしまいましたがこの杉だけ残り、今も元気に伸び続けています。

多くの観光客が、この杉から「気」を貰いに訪れるといいます。私達も手をかざして満ち溢れるパワーを貰いました。

朝の散歩を終えていざスキー場へ。八方尾根のゆるキャラ「おひょっくりくん」が迎えてくれました!首には1,000年杉のしめ縄を巻いています。

咲花ゲレンデの「すのっちゃお」というキッズパークでは、毎週日曜日の10:00から宝探しなどのキッズフェスティバルが行われます。おひょっくりくんと子ども達が楽しそうに準備体操をしています。

咲花ゲレンデには、子ども向けの緩やかな短いコースもあります。子どもの滑りを見て、自分の小さいころを思い出しました。

長野オリンピックは1998年に開催されました。八方尾根では、スキーだけではなく、ジャンプの競技も行われました。

自分もオリンピックの舞台をこれから滑れるのかと思うと、ちょっとドキドキ。

スキーで爽快感を味わった後は、レストラン「スノープラザ咲花」で昼食を。地元のおばさんが暖かい笑顔で出迎えてくれ、郷土料理「おひょっくり」をよそってくれました。おひょっくりは、鶏ガラスープをベースにした豚汁のようなもの。八方尾根最高のおもてなし料理です。

鶏ガラスープにもちもちした白いすいとんが。鶏肉、豚肉、そしてたくさんの新鮮な地元の野菜が入っています。ゲレンデで冷えた体が芯から温まります。小判型のすいとんが特徴です。

こちらは白馬の地酒の飲み比べセット(800円)と八方温泉で蒸した野菜がぎっしり詰まった信州名物のおやき(150円)。

美味しい料理で身体もあたたまったところで、ゲレンデからすぐのところにとんぼ玉体験が出来る「ガラス工房 GAKU」があると聞き、帰りによってみることに。

この鮮やかな色の棒がとんぼ玉になります。

とんぼ玉作りに挑戦!ガラス棒が600度の熱でまん丸に!そこに好きな色の小さいガラスをピンセットでのせ、模様を付けます。

1時間前後冷やしたらとんぼ玉の完成です。

このとんぼ玉でネックレスやストラップなどのアクセサリーも作れます。今回私はストラップを作ってみました。

かわいく出来上がり大満足!

今回の旅もとうとう終わりです。地元の人と白馬の雄大な山に温かく迎えられた癒しの旅でした。帰り道、車の窓から見える山を眺めて、春までにもう一度この雪景色を見に来たいと思いました。

今回訪れた場所
  【長野県白馬村】
白馬八方尾根スキー場
住所:長野県北安曇郡白馬村北城八方
    【長野県白馬村】
うさぎ平テラス
住所:長野県北安曇郡白馬村北城八方
    【長野県白馬村】
スノープラザ咲花
住所:長野県北安曇郡白馬村北城八方
 
  【長野県白馬村】
細野諏訪神社
住所:長野県北安曇郡白馬村北城5143
    【長野県白馬村】
白馬八方温泉(第二郷の湯)
住所:長野県北安曇郡白馬村大字北城八方5170
    【長野県白馬村】
白馬ガラス工房 GAKU
住所:長野県北安曇郡白馬村大字北城瑞穂3020-52
 
  【長野県白馬村】
温泉ラーメン八方美人
住所:長野県北安曇郡白馬村北上5696
    【長野県白馬村】
The Pub
住所:長野県北安曇郡白馬村和田野の森