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楽天トラベルトップ > FINDING JAPAN & ME ココロが動く、を探しに行こう > #38 神話を知り、神様にふれ、自分と向き合う旅へ

FINDING JAPAN & ME  ココロが動く、を探しに行こう

日本最古の歴史書と言われる”古事記”。
古事記には、「海幸彦・山幸彦」など宮崎を舞台としたと思われる物語が多く、
宮崎県は、神々のふるさととして知られています。
神話を知り、神様にふれ、自分と向き合う旅へ、出かけませんか。

photo by Takaaki Koshiba , realization & text by Kurumi Furusawa

★ #38 日向神話をはじめ、数多くの伝説や史跡にあふれる宮崎県。神話を知り、神様にふれ、自分と向き合う旅へ

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雲がかかった高千穂峰の麓に田園風景が広がる、宮崎県・高原町。日本最古の歴史書と言われる"古事記"。古事記には、宮崎県内を舞台としたと思われる物語がいくつも収められています。その物語を巡る旅へ出かけてみませんか?

旅の最初に立ち寄ったのは、地元で生産された農産物や加工品を販売している「杜の穂倉」。野菜や果物の他にも、湧き水で育てた麦や、地元の焼酎、お米などが揃っています。

お店の外では、蜜蜂の巣からそのまま取り出した天然100%の蜂蜜が販売されていました。

甘い香りに誘われ、私も早速試食しました。蜜がたっぷり詰まっていて、とても濃厚な味です。

次に訪れたのは、霧島修験道の拠点と知られ、高千穂峰の中腹に鎮座する「霧島東神社」。くねくね曲がった参道で本殿まで向かいます。曲がりくねった坂道は、この神社独特のもの。

龍の形をした手水舎はとても可愛らしいです。

神門の前にある2本の杉の木を結んだ注連縄(しめなわ)の下をくぐります。

神門をくぐり、本殿を目の前にし、厳かな雰囲気に包まれます。

修験者は今でもこの入り口から約4時間ほどの山道登り、修行を行うそう。

続いて訪れたのは、同じ高原町にある「狭野神社」。高原町は、カムヤマトイワレヒコノミコト(神武天皇)の生誕地として伝えられています。参道の杉並木に佇むと、神話の世界に吸い込まれて行きそうです。

国の天然記念物に指定されている樹齢400年の杉に触れると、神秘的なチカラを感じます。

杉並木を約10分ほど歩くと、本殿にたどり着きます。森に囲まれた社殿は、涼しく、神々しい雰囲気を感じます。

社殿で大きな鈴を鳴らして私も参拝を行いました。

神社めぐりをした後は、旅館「極楽温泉 匠の宿」へ。周囲に広がる黄金色に輝く田んぼに目を奪われます。

日帰り温泉でも人気のこちらの露天風呂は、地下300メートルから湧き出る湧水を利用しています。温泉に浸かり、身も心も癒やされました。

夕食は宮崎市内に向かい、繁華街から細い路地に入った、ひっそり佇む古いビルの「鶏みょうが屋」というお店へ。

カウンターでマスターと会話を楽しみながら、宮崎県産の良質な食材で作った料理と自慢の鶏料理を頂きました。

注文したのは看板メニューの「砂ずりのごま油あえ」と「とねどりの炭火焼」。「砂ずりのごま油あえ」は、砂肝の和風カルパッチョみたいなもので、コリコリとした歯ごたえのある食感です。

翌朝は、早起きをして青島へ。厚い雲の下から朝日が見えます。

島の中に進んでいくと、「海幸彦・山幸彦」神話で知られる青島神社があります。山幸彦とその妻トヨタマヒメ、シオツチノカミが祀られています。

社殿の右側に、たくさんの絵馬がかざられた参道が。神秘的な雰囲気に惹かれ、中に入ってみることに。

青島のほぼ中央に鎮座している元宮は、とても日本の神社とは思えない、南の島の雰囲気です。青島の霊域には樹齢300年から500年のビロウ樹が約5,000本も繁茂しているそう。

本宮の脇にあるビロウ樹2本は、和合・生産・繁栄・結び等の信仰として祀られてきました。そこには、鮮やかな色の「産霊紙縒(むすひこより)」が結ばれています。

次に訪れたのは、地元では「鵜戸さん」と愛称される「鵜戸神宮」。安産、夫婦円満、縁結びの神として親しまれています。太平洋の波が打ち寄せる断崖の洞窟に社殿が建っていることが特徴的。

亀の甲羅に見立てた岩の縄の内側に、「運玉」と呼ばれる石を当てると、願い事が叶うと言われています。

こちらが直径2cm程の「運玉」です。100円で5つセットで買えます。

願いが叶うように、運玉投げに挑戦!

日南海岸を南へドライブし、「道の駅なんごう」で一休憩。ガーデンデッキで海岸風景を眺めながらマンゴーソフトを頂きました。

旅の最後は、江田神社へ。「かけまくも畏き伊邪那岐の大神、筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に禊ぎ祓えたまいし時に……」と全国の神社であげられる「祓詞(はらへことば)」にもでてくる阿波岐原にあり、禊ぎ発祥の地といわれる場所です。

江田神社から歩いて約5分、みそぎ池(御池)に向かいました。日本神話に登場する国生みの神イザナギノミコトが、亡くなったイザナミノミコトを追って行った黄泉の国の穢れを祓うために、みそぎを行った場所と伝えられています。

みそぎ池に浮かぶ黄色いスイレンの花を眺めていたら、不思議とパワーをもらえました。今回の旅では、澄んだ空気、深い緑など宮崎の自然に癒されました。神話を知り、神様にふれ、自分と向き合い日々の疲れを癒す宮崎の旅にでかけませんか。

今回訪れた場所
  【宮崎県西諸県郡】
杜の穂倉
住所:宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田788-2
    【宮崎県西諸県郡】
霧島東神社
住所:宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田6437
    【宮崎県西諸県郡】
狭野神社
住所:宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田120
 
  【宮崎県西諸県郡】
極楽温泉
住所:宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田7449
    【宮崎県宮崎市】
青島神社
住所:宮崎県宮崎市青島2-13-1
    【宮崎県日南市】
鵜戸神宮
住所:宮崎県日南市宮浦3232
 
  【宮崎県日南市】
道の駅 なんごう
住所:宮崎県日南市南郷町贄波3220-24
    【宮崎県宮崎市】
江田神社
住所:宮崎県宮崎市阿波岐原町産母127
    【宮崎県宮崎市】
みそぎ池
住所:宮崎県宮崎市阿波岐原町産母(阿波岐原森林公園 市民の森)