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楽天トラベルトップ > FINDING JAPAN & ME ココロが動く、を探しに行こう > #41 冬の夜空を彩る大輪の華と湯けむりにときめく 二人の下呂温泉旅

FINDING JAPAN & ME  ココロが動く、を探しに行こう

歴史ある温泉街の冬の夜空に打ち上がる幻想的な花火。
冷えた身体をゆったり温泉で温めれば二人の心もぽかぽかに。
冬の花火と日本三名泉を味わう贅沢時間を過ごしに、この冬、大切な人と下呂温泉へ。

photo by Kazue Sato , realization & text by Junko Ogino

★ #41 澄み切った冬の夜空を彩る大輪の華と湯けむりにときめく 二人の下呂温泉旅

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歴史ある温泉街の冬の夜空に打ち上がる幻想的な花火。 冷えた身体をゆったり温泉で温めれば二人の心もぽかぽかに。 冬の花火と日本三名泉を味わう贅沢時間を過ごしに、この冬、大切な人と下呂温泉へ。

東京から約3時間。飛騨川の清らかな景色が広がる湯の里、下呂温泉に到着です。花火大会が開催されるこの日、下呂駅前もたくさんの若者やカップルでにぎわっていました。

駅から歩き始めてすぐのところに下呂温泉の「湯元」を発見。下呂温泉では湯元となるタンクで湧き出る温泉を集中管理するシステムになっているのだそう。

ランチをいただきに訪れたのは、可愛い店構えが素敵な「ブラン・デュ・エトワール」さん。シェフとお母様のお二人で切り盛りされているお店はアットホームなあたたかい雰囲気が漂います。

こだわりの食材で丁寧に作られた下呂温泉名物「トマト丼」を注文。飛騨牛の旨みとトマトの酸味がぴったりマッチして絶品。温泉街で地元の食材を使ったお洒落なランチをいただけるのもこのお店の魅力です。

店内にはお母様のお店も併設されていて、可愛い雑貨が並んでいます。小さくたためてしわになりにくいトラベルパジャマや、底に水切り用の穴がついている温泉バッグは温泉旅行のお土産に最適。ランチ後の彼女のお買い物タイムにもぴったり◎

下呂温泉街のしらさぎ橋の近くはお土産物屋さんや食べ歩きグルメ・スイーツなどを販売するお店が多く、街歩きを楽しませてくれます。

足元をふとみると道路にかわいらしいカエルが。下呂温泉を歩いているとあちらこちらにカエルのイラストを見つけます。飛騨地方で昔から作られる人形のさるぼぼをもじった“げろぼぼ”なるものもいるのだそう。

立ち寄ったのは「ゆあみ屋」さん。店頭にある足湯はたくさんのお客さんでにぎわっています。

人気の”Gスイーツ”こと下呂温泉名物スイーツを。彼女は温泉たまごとソフトクリームが一緒になった「温玉ソフト」、彼氏は温泉で温められた「ほんわかプリン」をチョイス。プリンは自分で温泉の中からひとつとっていただきます。

足湯につかりながらぱくり。冷たいスイーツを食べていても足が暖かいからへっちゃら。温泉で温められたプリンも濃厚で「めちゃくちゃ美味しい!」そう。

店内ではお土産物や飛騨のさるぼぼグッズなどかわいい雑貨を二人で見て回ります。

ゆあみ屋のすぐ隣には「温泉神社」が。湯気を上げながら温泉がわき出ていて下呂温泉の湯量の豊富さがわかります。下呂温泉のお湯はとろとろとしていて、”美肌の湯”と言われるほどお肌をつるつるにしてくれます。

下呂温泉には10か所もの足湯がありそのうち8か所は無料で楽しめるのだそう。仲良く足湯につかるカップルや友達同士の姿をたくさん見かけました。ここ白鷺の湯は大正15年から続く大衆浴場で地元の人々に親しまられているそう。

街散策を楽しんだ後は下呂の老舗旅館「水明館」へチェックイン。水明館さんのカップルプランで予約したお部屋からは飛騨川と下呂温泉の町並みを一望。二人のゆったりとした時間が流れていきます。

お部屋のバルコニーには下呂の天然温泉を引いたお風呂が。川沿いなので眺めも最高。時間を気にせず何度も温泉に浸かれる贅沢を堪能できます。

お宿の夕食は旬の食材を使った和食会席をチョイス。飛騨牛の朴葉味噌焼きや真名鰹の西京焼きなどが並びます。

すっかり日が落ち、立ち並ぶ温泉旅館の明かりが川面に映し出されると、温泉街が情緒あふれる雰囲気に包まれます。

千年以上の歴史を持つといわれている下呂温泉に伝わる「白鷺伝説」。突然温泉の湧出が止まってしまったとき飛騨川の河原に一羽の白鷺が舞い降り、村人がその場所へ行ってみると、温泉が湧いていたのだとか。

川沿いにたくさん並ぶ雪の結晶をあしらった行燈の中に5つだけハート型のものがあるのだそう。5つ全て見つけると恋の願いが叶うのだとか…ハート型を探して歩くのも楽しみに。

花火を見るため飛騨川沿いの緑地公園へ行くと木々がイルミネーションで飾られていました。柔らかな光が冬の凛とした空気を包み込みます。

辺りの明かりが消され、カウントダウンとともにいよいよ花火が打ちあがります。冬の澄んだ夜空に音楽に合わせてあがる色とりどりの花火。目の前で繰り広げられる幻想的な花火ショーに寒さを忘れすっかり見入ってしまいました。冷えた体は宿へ戻り温泉に入ればすぐにぽかぽかに。

翌朝、旅館をチェックアウト。女将が丁寧にお見送りをしてくれる姿に日本のおもてなしの心を感じます。

温泉旅行二日目に向かったのは「下呂温泉合掌村」。白川郷などから移築した合掌造りの民家で集落が再現されていて、昔懐かしい景色が広がります。

合掌村内にある体験施設「飛騨工房」で旅の思い出に陶器の絵付け体験をすることに。どんな絵を描こうかアドバイスをいただきながら決めていきます。

素焼きされたカップに鉛筆で下書きをしたあと、いよいよ絵付け。4色の塗料で丁寧に塗っていきます。彼氏は彼女にプレゼントする、と可愛いイラストを。

二人で一緒に何かをする時間も楽しいひととき。集中しすぎてお互い無言になってしまう瞬間も…

丁寧に慎重に塗っていきます。こんな真剣な姿を見れるのも絵付け体験の醍醐味かも。

二人とも絵付け完了。この後窯で焼いてもらって完成したものは自宅へ送らってもらえます。手元に届く頃にまたこの旅行を思いだし、思い出話に花が咲きそう。

絵付け体験のあとは合掌村内にあるお茶屋さんでお昼ごはん。下呂産のきのこがたくさん入ったきのこそばと笹寿司をいただきました。

広い合掌村の中は本当の集落のようでのんびりした時間が流れています。

飛騨地方のみたらしだんごは、一般的な砂糖醤油のみたらしとは違って、醤油味で香ばく焼くのが特徴なのだそう。いい匂いに誘われてひとついただくと、柔らかいお団子の素朴な味にほっこり。

次に向かったのは下呂の街中から少し離れた高台にある「下呂観光ホテル」さん。上品な隠れ宿的な雰囲気が漂い、随所にセンスが光っています。

加盟旅館の中から3つのお風呂に入ることができるという「湯めぐり手形」を購入。下呂温泉にあるたくさんの旅館のお風呂を気軽に味わうことができます。6ヶ月間有効なので残りはまた次回の二人で来たときに。

和の風情が何とも素敵な内湯と開放的な露天風呂。目の前が森になっているので自然の中で温泉に入っているような気分に浸れます。

少し高台に位置しているため宿からは美しい下呂温泉の風景を一望。空気もキレイで深呼吸をすると清々しい空気が体をめぐります。二人でのんびり旅した下呂温泉。冬の幻想的な花火にときめき、温泉で身も心もほっこりする、そんな贅沢な旅になりました。

今回訪れた場所
  【下呂市湯之島】
ブラン・デュ・エトワール
住所:岐阜県下呂市湯之島789
    【下呂市湯之島】
ゆあみ屋
住所:岐阜県下呂市湯之島801-2
    【下呂市湯之島】
白鷺の湯
住所:岐阜県下呂市湯之島856-1
 
  【下呂市幸田】
下呂温泉 水明館
住所:岐阜県下呂市幸田1268
    【下呂市森】
下呂温泉合掌村
住所:岐阜県下呂市森2369
    【下呂市幸田】
湯遊びの宿 下呂観光ホテル本館
住所:岐阜県下呂市幸田1113