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日本屈指の景観が広がる、名勝・松島。多彩な泉質が人々を魅了する、鳴子の湯。そんな宮城が誇る観光地のひとつとして、この夏、仙台うみの杜水族館が加わりました。いずれも共通しているのは、“大自然の恵み”がベースにあること。それは日頃失いがちな心の豊かさを取り戻し、癒やしを与えてくれる場所でもあります。水族館で海のいきものに囲まれ、松島の風景に心奪われる。鳴子では上質なお湯に感激。気づけばココロが軽やかになる、宮城の旅へ出かけませんか。
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| ペンギン、くらげ、イルカ…。愛らしい海のいきものがお出迎え。 |
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| 宮城は魚介類の宝庫。その豊かさを舌で知る。 |
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| 海風に吹かれながら、名勝・松島をクルージング。 |
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| 青白いにごり湯も。鳴子温泉でくつろぐひととき。 |
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| 大人気の道の駅で、郷土のみやげとグルメ三昧。 |
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【東京〜仙台までのアクセス】
・新幹線：東京→仙台（約1時間30分）
【名古屋〜仙台までのアクセス】
・新幹線：名古屋→仙台（約3時間30分）
・飛行機：中部国際空港→仙台空港（約1時間10分）
【大阪〜仙台までのアクセス】
・飛行機：伊丹空港→仙台空港（約1時間15分） |
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新しい水族館と日本三景の松島で、海の世界にどっぷり。山あいの温泉地鳴子では、湯三昧。大自然の魅力だけでなく、絶品のお寿司や仙台牛も味わいました。宮城県には訪れるべき場所がそこかしこに！
（写真：佐藤和恵、構成・文：小久保敦郎） |
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仙台駅からまず向かったのは、「仙台うみの杜水族館」。7月1日にオープンしたばかりの話題のスポットです。天井にホヤが吊るされた通路を抜けると、巨大な水槽が。キラキラと光が降りそそぐ中、気持ちよさそうに泳ぐ魚の姿に思わず見とれてしまいます。2階で待ち受けていたのが、たくさんのペンギンたち。よちよちと歩いたり、水の中へ飛び込む様子は何だか楽しそう。屋外のスタジアムではイルカとアシカのパフォーマンスも！ あっという間に時が過ぎていきます。
海の世界を覗いたあとは、新鮮な魚介類に舌鼓。目指すは塩竈、おいしいお寿司が名物の港町です。訪れたのは、「すし哲 本店」。暖簾をくぐると、白衣の凛々しい職人さんが威勢よく出迎えてくれました。生の本マグロは塩竈を代表するネタのひとつ。中トロを口に入れた途端、とろけるような舌触りで、思わず頬が緩んでしまいます。ネタのほとんどは近海で獲れた地魚だそう。宮城の海の豊かさを、舌でたっぷりと感じられる至福のひとときです。
塩竈に別れを告げて、名勝・松島へ。ここは日本三景のひとつに数えられる美しい風景が広がる場所。その海を優雅にクルージングできるのが、松島島巡り観光船です。港から船が離れると、追いかけるように羽ばたくカモメの姿が愛らしい。デッキに吹き抜けるのは、心地よい潮風。不思議な形をした島々の間を、船は快調に進んでいきます。その風景は昔の人々を感嘆させ、今も変わらず残されたもの。そう思うと、不思議な感慨が胸に忍び寄ります。
滞在地に選んだのは鳴子温泉。この静かな湯の里は、泉質の良さで知られています。宿泊した「旅館すがわら」では、荷物を置くとさっそくお風呂へ。トロンとしたお湯が体を優しく包み込み、肌がツルリとしたのにはびっくり。翌朝は散策を兼ねて共同浴場の「滝の湯」へ。こちらは硫黄の香りがするお湯で、湯上がりの肌はさっぱり。地元客との会話も旅情を深めてくれます。温泉街を歩いていると、そこかしこにこけしが。鳴子は、かわいいこけしの町でもありました。
帰路、立ち寄ったのが「あ・ら・伊達な道の駅」。連休や夏休みには臨時駐車場が設けられるほどの人気スポットです。農産物直売所にはカラフルな野菜がずらりと並び、どれも新鮮そのもの。聞けば、農家の方が採れたてのものを直接持ち込むのだとか。レストランでお昼ごはんをいただき、おみやげを購入したら、一路仙台駅へ。海と山の大自然に触れ、その恵みに癒やされた2日間。気づけば身も心も、スッと軽やかになっていました。
