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福島県北部に位置する裏磐梯と安達太良山周辺には、自然豊かなトレッキングコースが点在しています。滝あり、散策路あり、雄大な景色が広がる登山道あり。爽やかな風が吹き抜ける秋の福島へ、カメラ片手に出発!
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環境省の名水百選の一つにも選ばれている小野川不動滝。落差は約30m。豊富な水量に恵まれ、いつ訪れても、水が豪快に流れ落ちるダイナミックな景観を楽しむことができます。
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小野川不動滝探勝路は、滝をめざして歩く、片道約1kmのコース。「案外と平坦なコースかな?」「これなら安心して歩けそう!」。まずは、駐車場にあるマップでコースを確認。
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スタートしてしばらくは、渓谷沿いを行く平坦な道が続きます。沢の音を聞きながら、ミズナラやトチなど緑の香りに包まれる道は、とっても気持ちがいい!
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途中には、少しだけ急な石段が。深く静かな森の息吹を感じながら、一段一段、焦らずゆっくりと。目的地の小野川不動滝はもうすぐ!
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到着した小野川不動滝は、たっぷりの水が流れ落ちる景観はさることながら、水の美しさにも目を奪われます。マイナスイオンを浴びれば、疲れも吹き飛びそう。
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毘沙門沼は、五色沼最大の沼。毘沙門沼から望む磐梯山は、裏磐梯を代表する景観のひとつ。青緑色に光る水面の向こうには、磐梯山の荒々しい火口壁を望むことができます。
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五色沼群の一番西側にある柳沼。秋には紅葉したカエデやウルシが水面に映り、みごとな風景を見せています。
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硫酸イオンやカルシウムを多く含み、時間の経過とともに色が変化するのが、るり沼。神秘的な雰囲気に、ついうっとり。
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五色沼群の中で2番目に大きな弁天沼。ここまで歩いてコース全体の約3分の1。地図を見ながら残りの道をチェック。
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赤沼といっても、沼の色は緑。周囲に生える草木の根本が鉄錆のように赤く染まっていることから、名付けられたのだそう。
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日本百名山のひとつでもある安達太良山。いくつかあるコースの中で今回選んだのは、ゴンドラで山頂駅まで行き、山頂から峰の辻、くろがね小屋経由でゆっくりと下山するコース。途中、山小屋での休憩も入れ、6時間かけて、ゆっくり、のんびりと歩きました。
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奥岳登山道入口の山麓駅からゴンドラの「あだたらエクスプレス」に乗り、約10分で薬師岳の山頂駅へ。眼下に広がる大自然に思わず歓声が。
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山頂駅から5分ほど歩けば、最初のビュースポット、薬師岳に到着。目の前に見える安達太良山山頂に、気分も盛り上がります。
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安達太良山の楽しみは、途中に植物や花を眺められること。途中、しっかりと休憩もとって、山頂をめざします。
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下山途中に歩いた「あだたら渓谷奥岳自然遊歩道」。奥岳登山道入口付近に、滝や紅葉を楽しめる約1kmの遊歩道が整備されています。
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小屋の南面にあるのは、周囲の自然に配慮した太陽光発電のためのパネル。自家発電機との併用で、館内の電気がまかなわれているのだそう。
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どこか懐かしさを覚える、くろがね小屋の内観。レトロな雰囲気も、登山の疲れを癒してくれます。
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特産の果物を使った桃ジュースやホットコーヒーを飲みながらひと休み。ここでしか得られないリアルな安達太良山の自然のお話に、興味津々。
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くろがね小屋を守る佐藤敏夫さん(左)と阿部巌さん。周辺の自然のことや登山道について教えてくれる、頼もしい存在です。
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ヒバの香りが心地いい湯船に浸かってのんびり。源泉かけ流しのお湯は、疲労回復効果も抜群です。窓の外には美しい紅葉が。
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橋本和吉さん、広子さんご夫妻が営むカフェ「風花」。2004年に試行錯誤のすえ生み出したチーズケーキがクチコミで大人気に。
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店内はナチュラルな雰囲気。コーヒーカップやインテリアも素敵で、トレッキングで疲れているはずの気分も上がります!
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チーズケーキプレート(972円)は、濃厚なチーズケーキに、さっぱりとしたヨーグルトアイスと甘酸っぱいベリーを添えた一品。
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生地に小麦粉を使わず、クリームチーズやサワークリーム、生クリーム、グラニュー糖、卵だけで作ったチーズケーキは、濃厚で滑らかな口当たり。
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ウッドデッキのテラス席は、秋風が気持ちのいい特等席。絶品コーヒーとチーズケーキを口にすれば、トレッキングの疲れも吹き飛びます。