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楽天トラベルトップ > FINDING JAPAN & ME ココロが動く、を探しに行こう > #31 島じかんを肌で感じる、夏のショートトリップへ

FINDING JAPAN & ME  ココロが動く、を探しに行こう

東京から飛行機で約1時間。ハイビスカスが咲く南の島、八丈島に到着。
空を飛び、海を越えると、島じかんのはじまり。
空を見上げたり、海を眺めたり、きれいな花にうっとりしたり。
夏の終わりにふらっと八丈島へ旅しませんか。

photo by Nobuyuki Kobayashi , realization & text by Kurumi Furusawa

★ #31 きもちいい風に包まれて、ゆったり島めぐり 島じかんを肌で感じる、夏のショートトリップへ

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羽田から飛行機で約1時間。ハイビスカスが咲く南の島、八丈島に到着。青い空とキラキラした海を眺めながら、ゆったりと「島じかん」を味わう旅が始まります。

島に着いてまず向かったのは、約3700年前に噴火した三原山。現地の植物に囲まれながら、山道をてくてく登って行きます。

約1.2km歩くと、唐滝という、とても迫力がある滝にたどり着きます。岩肌からカーテンの様に落ちる水しぶきは、水音を響かせています。このマイナスイオンでトレッキングの疲れも吹き飛び、とても癒されました。

あしたばを発見!三原山にはこういった古い植物が多く、登山家は、こういった植物を探しながら歩くのも三原山登山の魅力だと言います。

小腹が空いて向かったのは、150年以上前に建てられた古民家を利用したカフェ「古民家喫茶 中之郷」。南国を思わせる独特の雰囲気に惹かれ、中に入ってみることに。

エントランスには、「フェニックスロベレニー」というヤシの木に似た植物がたくさん生えています。日本国内の「フェニックスロベレニー」は約95パーセントが八丈島産だそう。

人気メニューのあしたばスコーン(350円)と、しそジュース(400円)を頂きました。縁側で鳥のさえずりとのんびりとした音楽を聞きながら時を過ごすと、なぜか懐かしい気持ちになりました。

こちらは中之郷のオーナーの近藤さん。この古民家は近藤さんのお祖母さんが住んでおり、それを再利用したいという思いで、古民家カフェを開いたのだそう。

島をドライブしていると奇麗に石が積み重なっている「玉石垣」を見つけ、降りて歩いてみることに。

近くで見ると、波に削られ、角のとれた丸い石がきれい積み重なっていることが分かります。江戸時代に流人が海岸から運んだとも言われているそう。

次に向かったのは、「乙千代が浜(おっちょがはま)」のタイドプール。ここは、かつては崖だったところに、子どもたちの遊び場としてタイドプールが作られたのだそう。夏休みには子どもたちが海水浴を楽しむ他、磯遊び・磯釣り・スキューバダイビング・スノーケリングなどのマリンスポーツで地元の人にも人気です。

次は、八丈島の中央に位置する「八丈島植物園」を訪れました。

植物園内にある温室に向かいました。温室には、ブーゲンビリアや皮ごと食べれるキクチレモンというレモン、パイナップル、マンゴーなど珍しい植物や果物がなっています。

こちらは「ベニヒモノキ」という植物。名前の通り、色が鮮やかに赤く、ふわふわした触感です。

園内には、「キョンと」いう、中国から来たシカがいると聞き、会いに行きました。体は思ったよりも小さく、愛らしい雰囲気。

園内のビジターセンターには、キョンのストラップも売っていました。ハイビスカスを付けたキョンはとてもかわいいです。

園内にはたくさんのハイビスカスが咲いていました。ハイビスカスの赤色は、青い空とのコントラストがきれいです。

夕食は、おいしいと評判の「八丈島郷土料理 梁山泊」へ。ここは地元の人と観光客どちらにも人気のお店です。

頂いたのは、あしたばビール、生のおくら、くさや、にょうげいも、ネリ(おくらの様なもの)。どれも八丈島を代表する食べ物です。

翌日は、八丈島に伝わる伝統的な織物、「黄八丈」の布を織っている「黄八丈めゆ工房」を訪れました。工房の中には、トントンと言う機織りの心地よい音が響きます。

こちらは4代目のオーナー山下文子さん。今は、黄八丈を着る機会が少なくなってきたが、八の日(毎月8日)に着物を着ることなどの行事で伝統的な着物を着る機会を増やしているそう。

黄八丈の布は、一本一本きれいな糸で織っていき、約2週間で完成されます。

着物を仕立てた端切れで、ポーチやネクタイ、アクセサリーを作っているそう。

昼食は、「あそこ寿司」という島寿司がおいしいお寿司屋さんにいきました。

注文したのは、「醤油付」というお寿司。八丈島では、この醤油につけた白身魚のお寿司を「島寿司」と呼びますが、このお店では、「醤油付」という名が付けられています。醤油に約20分間つけなければいけないので、注文する場合は事前の予約が必要。

こちらは、カンパチやオナガ、アオゼ、メダイなどが入ったこのお店の人気メニューです。八丈島でしか食べられない新鮮な白身魚が勢ぞろいです。

旅の最後は、「空間舎 in Long Beach 1983」というカフェでお茶をしました。木造作りの建物で、二階が吹き抜けになっており、落ち着いた雰囲気です。

頂いたのは、夏限定のイチゴのソースがたっぷり乗っているかき氷。2階の席からは、海も見えます。

オーナーの好みで、カフェ内には、アンティークの小物がたくさん飾られています。

今回の旅は、島じかんをゆっくりと味わうことができました。東京から遠いようで近い八丈島。島の温かい風を感じる旅へ出かけてみませんか。

今回訪れた場所
  【八丈町中之郷】
足湯きらめき
住所:東京都八丈町中之郷1523-14
    【八丈町大賀郷】
八丈植物公園
住所:東京都八丈町大賀郷2843
    【八丈町大賀郷】
玉石垣
住所:東京都八丈町大賀郷大里
 
  【八丈町大賀郷】
八丈植物公園
住所:東京都八丈町大賀郷2843
    【八丈島八丈町】
乙千代が浜
住所:東京都八丈島八丈町樫立
    【八丈町中之郷】
 
  【八丈島八丈町】
あそこ寿司
住所:東京都八丈島八丈町三根 361
    【八丈町大賀郷】
空間舎 in Long Beach 1983
住所:東京都八丈町大賀郷8144-1