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FINDING JAPAN & ME  ココロが動く、を探しに行こう

広大な湖と、水面に浮かぶ山脈。揺れる緑の中で浸かる、やわらかな温泉。
福島県郡山市には、ドライブで巡りたくなる美しい自然がたくさんあり、どこか昔懐かしい伝統文化やグルメに触れることができます。
太陽が顔を覗かせたあたたかな日は、ハンドルを握って、初夏の風と一緒に旅へ出ませんか。

photo by Kazue Sato realization & text by Rika Hiro

#46 青い風が胸を駆けぬける、心地いいこの季節 カラフルなレンタカーを借りて、爽快なドライブ旅へ

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広大な湖と、水面に浮かぶ山脈。揺れる緑の中で浸かる、やわらかな温泉。福島県郡山市には、ドライブで巡りたくなる美しい自然がたくさんあり、どこか昔懐かしい伝統文化やグルメに触れることができます。太陽が顔を覗かせたあたたかな日は、ハンドルを握って、初夏の風と一緒に旅へ出ませんか。

東京から電車で約1時間20分、福島県郡山市に到着。駅前のレンタカー屋さんで、予約していた赤いレンタカーをピックアップ。気ままな女子ドライブ旅の始まりです。

旅の初めに訪れたのは、郡山の小中学校の給食を取り扱うなど、地元民が慣れ親しんだ老舗パン屋「ガトーナカヤ」。

郡山市発祥のご当地パンの「クリームボックス」は、分厚い食パンの真ん中を四角くくり抜き、自家製ミルククリームをたっぷりと盛った郡山の“ソウルフード”。牛乳と生クリームのやさしい甘さが、心をほっこりと包み込みます。

ガトーナカヤには、クリームボックスの他にも、「レモンケーキ」や「コーヒーパン」など、郡山の人々にとってなつかしい昔ながらのパンが勢ぞろい。県外から帰省した人はもちろん、観光客もその“ふるさとの味”に癒されます。

次に訪れたのは、広大な敷地に四季折々の草花が咲き乱れる「緑水苑」。敷地内の池に架かる橋の上からは、気持ちよさそうに泳ぐ鯉たちが見えます。

私たちが訪れた時には、水際にかわいいスイセンの花がたくさん咲いていました。6月には30万本もの花菖蒲(ハナショウブ)が咲き乱れるのだそう。

園内の出入り口には、幹と枝の形が「牛」に似ているケヤキの木が。角のような枝部分を見ると、トナカイのようにも見えます。

緑水苑を後に、次に訪れたのは「郡山布引風の高原」。穏やかに回る風車と、初夏は一面の菜の花の絶景に出会えます。

次に訪れたのは、青く透き通った湖「猪苗代湖(いなわしろこ)」。近くの「少年湖畔の村」で自転車をレンタルし、湖沿いのサイクリングロードをお散歩。湖から吹く風を受けながら、青空の下をサイクリングする気分はまさに爽快です。

日本で4番目に大きいという猪苗代湖は、その広さから海に見間違うほど。開けた浜辺はビーチさながらの美しさです。湖越しに見える青い「磐梯山(ばんだいさん)」の眺めも絶景です。

猪苗代湖を後に、次に訪れたのは郡山の温泉街として栄える熱海町。木と、手づくりのぬくもりに満ちた「ギャラリーカフェ杢」にやって来ました。

カフェとギャラリーが一体化した店内には、地元アーティストの作品が点在しています。“つるし雛”や、木工の家具や小物など、見ているだけで楽しい賑やかな空間です。

ギャラリーカフェ杢は、斜め向かいの旅館「深山荘(みやまそう)」の女将が運営しています。震災時、より多くの被災者を受け入れたいと、旅館だけでなくその向かいの民家を改装したのがギャラリーカフェ杢の始まりだそう。女将がお客さん1人1人に挽きたての豆でいれてくれる珈琲は、その人柄に似たやさしい味わいです。

ギャラリーカフェ杢のメニューには、珈琲ケーキセットに、旅館 深山荘の貸切温泉(五右衛門風呂)が付いてくる特別セットも。温泉街のカフェならではの、新しい楽しみ方かもしれません。

ギャラリーカフェ杢を後に、本日宿泊する「磐梯熱海温泉 ホテル華の湯」へ。自分好みの色浴衣に着替え、緑豊かな庭園を眺めながら楽しむ、開放感抜群の足湯で旅の疲れを癒します。

夕食まで時間があるので、下駄をひっかけ、ホテル近辺の温泉街散策へ。

歩いてすぐ、源泉通りに足湯を発見。その向かいには、樹齢300年、直径2メートル超のケヤキが群生する「ケヤキの森」があり、川沿いの遊歩道から森の散策路へと足を運べば、マイナスイオンを浴びながら、新緑を楽しめるのだそう。

足湯の隣には手湯もあります。美肌の湯で手足すべすべに。

翌朝は、朝の光に満ちた開放感のある貸切露天風呂へ。貸切露天風呂と同じフロアには、19の趣き異なる湯が楽しめる「庭園露天風呂」や、ホテル10階には「展望ひのき癒しの湯」などを完備。まさに温泉天国です。

ホテルを後に、この日最初に訪れたのは「郡山石筵ふれあい牧場」。緑豊かな見晴らしの良い園内は、地元の家族連れで大賑わい。透き通った水が流れる川べりには、子どもたちの笑顔があふれています。

ロバ・羊・うさぎ・モルモットなど、様々な動物とふれあえるのが魅力で、乗馬体験も可能。この日は、13才のオスの白馬“シルバくん”に乗馬させてもらいました。初めての乗馬に気分も上々。

牧場で手づくりしている、人気のソフトクリームとアイスキャンディー。しぼりたての牛乳をふんだんに使ったソフトクリームは、濃厚で、かつ後味さっぱり。

郡山石筵ふれあい牧場を後に、昼食に訪れたのは、郡山名物の“グリーンカレー”が人気の「プチ・グリーン」。

ホワイトソースベースのカレーは、子どもにも好かれるやさしい味わい。かわいく盛り付けられたジャガイモやニンジン、ご飯に使われている“あさか舞”は、全て地元の食材たち。

元々、ヨーロッパの3つ星フランス料理店で副料理長を務めていたというご主人。お店の内装や料理にも、元フレンチシェフのセンスが光っています。「地産地消をテーマにしたとき、米や野菜などの具材をたくさん使うカレーは最適なメニューでした」と地元への愛を語ってくれました。

次に訪れたのは、伝統的な張子(はりこ)の制作・販売を行う「高柴デコ屋敷」。デコ屋敷のデコは“人形”を指すそうで、人形屋敷の意。この高柴地区での張子づくりの歴史は古く、300年以上たった現在も、職人さんが1つ1つ丁寧に張子づくりを行っています。

高柴デコ屋敷では、張子の絵付け体験が可能。今回挑戦したのは、小さくてかわいい“豆だるま”の絵付け体験です。

好みの水性絵の具をまぜ合わせ、まず豆だるまの土台になる色をつくります。実際の商品の場合は、昔ながらの色を再現するために絵の具づくりから手作業で行うのだそう。

大きな面積の部分から塗っていき、細かい部分は絵の具が乾いてから塗り重ねるのがキレイに仕上げるコツ。

約20分ほどで、世界に1つだけのオリジナル豆だるまの完成。だるまにこだわらず、好きな動物やキャラクターに仕上げることも可能。旅の良いお土産ができました。

高柴デコ屋敷を後に、小腹がすいて訪れたのはヨーグルト専門店の「モーニング菜根本店」。季節の旬の果物をふんだんに使ったヨーグルトスイーツがショーケースいっぱいに並んでいます。

ショップと併設したカフェスペースで、「ヨーグルトパフェ(389円)」と「ヨーグルトプリン(540円)」を注文。自家製発酵の手づくりのヨーグルトは、ヨーグルト本来の味が際立つようにあえて酸味を効かせているそう。そのため、どのスイーツも後味がさっぱりしていて美味。

朝食にヨーグルトを食べに来る地元の人も多いのだとか。大きな窓から差し込む朝日を浴びながら、おいしい自家製ヨーグルトを食べれば、心も体も健康になりそう。

スイーツでお腹が満たされたところで、帰りの新幹線の時間まで郡山市内を散策。福島県で最初に開設されたという、旧中学校校舎を発見。明治時代の美しい鹿鳴館造りの建物で、今は安積歴史博物館として公開されているそう。

旅の最後に訪れた「開成山公園」。夏はビール祭りが開かれ、春は桜が咲き乱れる名所。赤い橋から郡山の穏やかな空を眺めながら、今度は桜が舞う季節に、また郡山を訪れたいと思いました。

今回訪れた場所
  【郡山市開成】
ガトー ナカヤ
住所:福島県郡山市開成3-12-12
    【郡山市喜久田町】
緑水苑
住所:福島県郡山市喜久田町堀之内赤津14
    【郡山市湖南町】
猪苗代湖
住所:福島県郡山市湖南町
 
 
  【郡山市熱海町】
ギャラリーカフェ杢
住所:福島県郡山市熱海町熱海5-171
    【郡山市熱海町】
磐梯熱海温泉 ホテル華の湯
住所:福島県郡山市熱海町熱海5-8-60
    【郡山市熱海町】
郡山石筵ふれあい牧場
住所:福島県郡山市熱海町石筵字萩岡2-2
 
  【郡山市駅前】
プチ・グリーン
住所:福島県郡山市駅前2-6-4 富士舘ビル 1F
    【郡山市西田町】
高柴デコ屋敷
住所:福島県郡山市西田町高柴字舘野169
    【郡山市菜根】
モーニング菜根本店
住所:福島県郡山市菜根5-12-10